縄文時代から弥生時代になり、その次に日本に訪れたのが古墳時代という時代でした。
古墳が現れたことで始まった古墳時代。
しかし、弥生時代と古墳時代は何をもって区別するのか、最初からはっきり決まっていたわけではありませんでした。
古墳時代と弥生時代の違いを見分ける基準が今まで何度か変わってきたためです。
では、そんな弥生時代と古墳時代はどんな基準で区別すればいいのでしょうか。
目次
弥生時代と古墳時代
弥生時代は水稲耕作の時代でした。
縄文時代のように、食料を狩りなどで手に入れる食料採取の時代から食料を自分から育てる時代となったのです。
そのほかにも、人同士の争いがおこったり、そのため濠がある集落が一般的になったりと、縄文時代から弥生時代の違いは様々な面から見て取ることが出来ます。
一方、弥生時代の次に訪れた古墳時代。
この古墳時代という時代はその名前の通り、大きな古墳が出現した時代です。
実はすでに大きな墳丘をもつ墓が弥生時代の終わりの頃には出現していたのですが、古墳時代には、更に大きな前方後円墳などの古墳が近畿から瀬戸内などの西日本を中心に表れたのです。
一言で時代の違いを現わすならば、弥生時代は稲作が行われた時代であり、古墳時代は大きな古墳が現れ始めた時代だといえるのです。
そもそも古墳とは?
そもそも古墳とは、各地の首長たちの共通の墓制のこと。
弥生時代の終わりごろにはのちの古墳へとつながる大きな墳丘墓が登場していました。
しかし、そうなると弥生時代と古墳時代とはどうやって区別するかが問題になります。
実際、弥生時代と古墳時代との違いをどう見分け、区別するかの議論が交わされ、現代にいたっているのです。
区別の仕方はどうする?
はっきり区別するのが難しかった弥生時代と古墳時代。
そもそも、その違いを区別するための基準は今まで何回か変わってきたのです。
始め、弥生時代では弥生土器が使われていたため、新しく古墳時代に現れた土師器の成立で古墳時代になったとされていました。
しかし、ここで問題が起きます。
弥生土器から土師器への変化がゆっくり過ぎるため、これで時代を区別するのはどうか、という話になっていったのです。
そのため、次に新しい区別の基準として、古墳の出現で古墳時代とすることになったのです。
しかし、ここでも問題が起こります。
弥生時代の終わりにもあった墳丘墓と古墳との違いをどう説明するか、という議論が起こったのです。
結局、福岡県石塚山古墳など、典型的な前方後円墳が出現したことで古墳時代と弥生時代とを区別することということに落ち着きました。
弥生時代の次に訪れた古墳時代。
しかし、区別するためにはこんな風に違いを見つけ、それを繰り返してきたのです。