弥生時代に使われていた通貨とは

何か必要なものがあった時、それを手に入れるために必要となる通貨。

現代では国ごとに様々な通貨が作られ、使われています。

そうやって作られた通貨はその国で価値を持ち、普段の生活で使われていますが、弥生時代に日本にあった通貨はそんな現在とは少し違います。

では、弥生時代に日本にあった通貨とは?

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その通貨はどこのもの?

何かを手に入れるために支払う通貨。

通貨の歴史は古く、世界中の国々ではずっと昔から使われつづけてきました。

では日本ではどうだったのでしょうか。

日本の遺跡の調査では、弥生時代の遺跡からも通貨が発見され、出てきました。

しかし、通貨が遺跡から発見される一方で、弥生時代には日本独自の通貨は作られていあなかったのです。

実は弥生時代の遺跡から発見された通貨は日本で作られた通貨ではなく、中国で使われていた通貨だったのです。

それも一種類ではなく、半両銭や貨泉など、いくつかの種類の通貨が発見されています。

弥生時代には、日本で独自の通貨を作るのではなく、中国の通貨を日本に運びこんでいたのです。

通貨は何のため?

弥生時代に日本で見つかった中国の通貨ですが、それが日本各地で通貨として使われていたとは限りません。

通貨が見つかった弥生時代の遺跡は玄界灘沿岸の遺跡を中心に、高塚遺跡や亀井遺跡など。

また、他には沖縄からも中国の通貨である明刀銭が見つかっています。

通貨が見つかる遺跡の場所は、中国や朝鮮半島など、弥生時代に海外の国と交易を行っていた地域が多いのです。

こうしたことから、通貨は日本国内で通貨として使われていたわけではなく、海外の国との交易で使われるために日本へ持ってきたという説もあります。

他には、そのまま貨幣として使ったり、アクセサリーとして、または青銅器の材料の一つとして日本へ持ってきたと考える説もあります。

日本で中国の通貨が見つかったからといって、そのまま弥生時代の日本で通貨として利用されていたというわけではないのです。

こんなことにも役立つ通貨?

弥生時代に日本で見つかる中国の通貨。

この通貨ですが、実は思いがけないところでも役に立っています。

それも、通貨としてではありません。

その通貨が見つかった時の年代特定に役に立っているのです。

実は、中国の半両銭など、弥生時代の日本で見つかる通貨は限られた期間しか作られたり、使われたりしていませんでした。

そのため、一緒に出土した土器の年代を調べるのに役に立っているのです。

例えば貨泉という通貨は弥生時代の北九州を中心として発見されていますが、その中でも弥生時代の中頃後半の遺跡から多く発見されています。

この通貨もまた短い期間しか使われていなかったので年代特定に役に立っているのです。

弥生時代の日本で見つかる中国の通貨。

しかし、日本でも通貨として使われていたと断言することはできません。

いまだ謎の残る弥生時代に発見される通貨ですが、現代の遺跡調査では年代確定に使われるなど、意外なところで役に立っているのです。

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